■大きく変化した2023年度の販売台数ランキング
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2024年4月4日、2023年度(2023年4月~2024年3月)の車名別販売台数ランキングを発表しました。
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自販連は登録車(5ナンバー/3ナンバー)ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。
なお、発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車のトヨタ「ヤリス」には、コンパクトカー「ヤリス」、コンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。
軽自動車のスズキ「ワゴンR」には、「ワゴンR」「ワゴンR カスタム」「ワゴンR スティングレー」「ワゴンR スマイル」が含まれるなど、同名シリーズ全体が合算されています。
●2023年度 登録車ベスト10
・1位:トヨタ「ヤリス」(18万3738台)
・2位:トヨタ「カローラ」(15万421台)
・3位:トヨタ「シエンタ」(12万2706台)
・4位:トヨタ「プリウス」(10万7449台)
・5位:日産「ノート」(9万7000台)
・6位:トヨタ「ノア」(8万7520台)
・7位:日産「セレナ」(8万4785台)
・8位:トヨタ「ヴォクシー」(8万487台)
・9位:トヨタ「ルーミー」(7万6733台)
・10位:ホンダ「フリード」(7万4681台)
●2023年度 軽乗用車ベスト10
・1位:ホンダ「N-BOX」(21万8478台)
・2位:スズキ「スペーシア」(13万3410台)
・3位:ダイハツ「タント」(12万4862台)
・4位:スズキ「ハスラー」(9万2456台)
・5位:ダイハツ「ムーヴ」(7万6174台)
・6位:スズキ「ワゴンR」(7万3388台)
・7位:スズキ「アルト」(6万7798台)
・8位:日産「ルークス」(6万6978台)
・9位:ダイハツ「ミラ」(5万4766台)
・10位:三菱「デリカミニ/eK」(5万2427台)
2023年度の新車(登録車)販売台数ランキングは、トヨタ「ヤリス」(販売台数18万3738台)が首位を獲得し、2020年度から連続でトップの座を保ち続け、2位がトヨタ「カローラ」、3位がトヨタ「シエンタ」、4位がトヨタ「プリウス」と上位をトヨタが占めました。
その一方で、日産「ノート」が5位に滑り込みました。ノートは2023年12月にマイナーチェンジを実施し、デザインの一新や使い勝手を向上させ、好調な推移です。
6位から8位は人気ジャンルであるミディアムサイズミニバンが並びますが、トヨタ「ノア」「ヴォクシー」の間に日産「セレナ」が入りました。
セレナは現行モデルが2022年12月に発売され、遅れてe-POWER車が2023年4月に発売。先進運転支援システムの強化やデザインをリフレッシュしたことで、人気を博しています。
一方で、ランキング上位の常連だったトヨタ「ライズ」は、製造元のダイハツの不正発覚により受注・出荷が停止されたことから16位となったほか、これまで上位5位前後を堅調に維持してきた「ルーミー」も変化が見られました。
軽自動車のランキングでは、2023年10月にフルモデルチェンジしたホンダ「N-BOX」(販売台数21万8478台)が1位を獲得。唯一の20万台超えを記録し、2015年度から引き続き首位の座を守っています。
このN-BOXの最大のライバルとなる「スペーシア」は2023年11月に3代目が発売され、安全性能や快適装備も熟成させています。
スペーシアは発売後から売れ行きを伸ばしており、N-BOXとの差を大幅に縮めていることから、今後も注目される存在です。
また、10位の三菱「デリカミニ/eK」は2モデルの合算ですが、2023年5月に発売され、タフなエクステリアや走破性能の向上などを特徴とする「デリカミニ」が好調で、10位以内にランクインしました。
※ ※ ※
登録車(普通車)と軽自動車をすべて含んだ2023年度の総合ランキングは以下の通りです。
●2023年度 乗用車ベスト10
・1位:ホンダ「N-BOX」(21万8478台)
・2位:トヨタ「ヤリス」(18万3738台)
・3位:トヨタ「カローラ」(15万421台)
・4位:スズキ「スペーシア」(13万3410台)
・5位:ダイハツ「タント」(12万4862台)
・6位:トヨタ「シエンタ」(12万2706台)
・7位:トヨタ「プリウス」(10万7449台)
・8位:日産「ノート」(9万7000台)
・9位:スズキ「ハスラー」(9万2456台)
・10位:トヨタ「ノア」(8万7520台)
登録車・軽自動車全体では、数年ぶりの全面刷新を果たしたモデルだけでなく、改良や仕様向上が行われていないモデルでも、前年度比で大きく販売台数を伸ばしたクルマが多数あります。
その理由として、これまで世界的な半導体不足による部品供給の不透明性や、コロナ禍による工場閉鎖などで新車の長納期化が続いていたのが、ここにきて問題が大幅に改善されたことを示唆しています。
また、2023年度ではダイハツの認証不正問題が発覚し、販売台数にもこの不祥事が影を落としています。
ダイハツでは国土交通省による立会試験を実施しており、道路運送車両法による基準を満たしていることが確認された車種では徐々に出荷を再開しています。
2024年度では、こうした問題に加えてモデルチェンジが待たれるモデルも多くあることから、引き続きランキングに変化が生じる可能性があります。
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みんなのコメント
残り半数が他の販売店だ。スバルは、400店舗くらいしかない。
販売台数がトヨタばかりになるのは、当然の結果。